まっかな靴下をかぶる天使




おじさんのおうちでノエルのお祝い。
あのコは、なんだか落ち着かない様子で何を話しかけても上の空。


「とうさま、、、、アランは??」

パパと、話してたおじさんの声がやんで
おじさんはアリスの顔をじいっと見つめ、ほっぺにキスをした。
アリスは突然のキスにおどろいてぼくに恥ずかしそうに笑った。

「ごまかされないんだから!」
一瞬で、またふくれっ面に戻ったアリスがおじさんに叫んだ。
すると、おじさんはまたじいっとアリスの顔を見つめる。
キス出来ないようにアリスは自分のほっぺを
両手でおさえながらおじさんをにらみつけた。

さすがに困った顔をしたおじさんが何か云おうとした時
ぼくは、アリスの頭にプレゼントをかぶせた。

ママンが縫ってくれた靴下に
ぼくが折り紙をくっつけて飾ったものだ。
幸せをいれる、靴下。(ママンが縫ったけどぼくも手伝ったんだ!)


金髪のあたまに、まっかな靴下をかぶせられたそのコは
なんだかすごく、可愛らしくて
ぼくは、思わずけたけたと笑ってた。

「もう!」

そのコは怒ったけど、すぐにまた恥ずかしそうにほほ笑んだ。

パパがぼくの頭をなでながら、片目をつぶる。
最高のプレゼントの渡し方だったって。





1795年 ノエル





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すいません、すいません、すいません。
思わず、ゆりこさまに続いてしまいました〜〜〜!!
ごめんなさい〜〜。
torish











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